都市・建築レジリエンス特論 2019年度特別講義・WS「紙管を用いた避難所用間仕切りの設置」

2019年12月20日に坂茂建築設計の原野泰典先生をお招きし、特別講義・ワークショップを行っていただきました。同事務所は、阪神・淡路の大震災における教会の復興事業や、東日本大震災など震災時の避難所の間仕切り設置事業に携わってきました。被災直後の混乱時にもすぐに手に入る材料を用いて誰にでも簡単に設置ができる紙管と布を使用した間仕切りについて、開発の経緯や特徴をご説明いただきました。当日は間仕切りを作る紙管と布をご用意いただき、履修学生らが実際に組み立てから解体までを体験しました。

紙管を用いた復興プロジェクトの説明
神戸に建設した紙管による仮設住宅の説明
これだけの紙管(写真中央)を使って2m×4mのユニットを組み立てる
道具を使わず初心者でも簡単に組み立てられる
布で仕切るので長さの調節や開閉が簡単にできる
布はすべて安全ピンで固定する
プライバシーを確保できる空間の完成
段ボールの簡易ベッドの組み立ての様子
数人の学生が座り、ベッドの強度を確認
素早く5分ほどで撤収作業が完了した

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