We are making new urban maps, books and other tools to cultivate senses and skills to observe, read and design the environment surrounding us including the current urban land, with connecting daily / local scale things to regional / geographical scale. The most of the work will be based on intensive fieldwork and analysis. The finish product must be in physical form, not just digital image data.
Where we live now would be described in various ways such as place, space, environment or landscape. Each scale has its profession to commit with construction technology. Yet we do not limit our study in any specific scale.
We focus on design, yet we see the word of “design” is not limited to physical construction. Practical design can be just put a small chair to change the landscape, or to develop the way to appreciate new beauty of the landscape witch has not been a subject of admire.
都市をはじめとする私たちを取り巻く事象を読み解く力を養い、そこに提案ができること、そのために日常的/局所的な物事と、広域的/地理的な物事をつなぐ視点やセンスや具体的な物を作るスキルを獲得することが目標です。
場所、空間、環境、風景…と、私たちが生きている「ここ」は、それを指すスケールによって様々な呼び方がなされます。それぞれのスケールには、それぞれに応じた建設技術の領域が存在しますが、この研究会では必ずしもあるスケールに特化して技術と知見を極めるというやりかたではなく、足元の小さな場所から国土スケールの風景まで、横断的に観察し考察しながら、何らかの提案を行うことを考えます。
提案とは、つまりデザインです。ここで掲げた「地上学」は、抽象的な概念や空間ではなく、具体的な場所のデザイン、風景のデザインを行うものです。しかし、建設行為として場所や風景の「改変」を行うことだけがデザインではありません。そこに気の利いた椅子を一脚置くだけで場所の性格が変わるようなデザインもありうるし、新しい物の見方や、従来は愛でる対象ではなかった風景の新しい美の発見も実践的なデザインです。
上記は、研究会シラバスでこれまで掲げてきた研究会の理念です。 これに加えて、ツールの制作やデザインの提案、論文など、成果を形として上げることに更に注力しています。
これらの実践に必要な基礎的素養、思考ツールは「ランドスケープデザイン」です。担当教員は、農学部造園学科を卒業し、長くランドスケープデザインの現場で設計実務に携わりながら、デジタル地図などを使った新しい表現を試みてきました。この研究会では、必ずしもランドスケープデザイナーを養成するための専門知識や技能の習得だけを目論んでいませんが、ランドスケープをデザインするという観点からもたらされる思考、「ランドスケープ思考」を日常空間に応用することを常に考えています。
歩き回ることと、手を動かすことを厭わない履修生を歓迎します。